基本テクニック②
姿勢と集中力
先生の話を聞こうと思っても、頭に入ってこないことはありませんか?
問題を解こうとしても集中できず、ミスが多くてイライラすることはありませんか?
それは、姿勢が関係しているのかもしれませんよ。
姿勢を正しくするというのは、礼儀の話ではありません。
もちろん礼儀は大切ですが、姿勢を整える最大の理由は、集中するためです。
「正しい姿勢」というのは「集中力が高まる姿勢」なのです。
ここでは、2つの重要なポイントを紹介します。
1) 手先、指先の姿勢
2) 体全体の姿勢
この姿勢を身につける目的で、塾に通う人もいます。
せっかく塾に通うのですから、フォームも整えたいものですよね。
1) 手先、指先の姿勢 ~プリントやノートを固定する~
まずは、筆記具を利き手に持ちましょう。
書くときに、もう片方の手を沿えましょう。
プリントやノートが筆圧で動かないように、固定するのです。
これだけで速さも正確さも上がります。
指先に視線が向くことで、集中できる効果もあります。
教科書を読むときも、その部分に指を添えると読みやすくなります。
2) 体全体の姿勢 ~体力を温存する~
まずは、自分の身長に合った机と椅子を用意します。
足を揃えて座り、背筋を伸ばして、ほんの少し前のめりに。
この姿勢によって、人間は45~90分くらい、集中力が持続します。
読み書きをするには、いちばん楽な姿勢なのです。
前のめりと言っても、頭をガクンと下げてはいけません。
(スマホを見るときにやってしまいがちですが…)
首に負担がいき、疲れやすくなります。
要点
生徒の姿勢を見るだけで、だいたいの成績はわかります。
これからの成績の伸びや、受験で合格するかどうかも、普段の姿勢から推測できます。
スポーツでは、選手のフォームを見れば、だいたいの実力はわかるもの。
読み書きでも同じことです。
1週間に1回くらいは、姿勢が崩れていないかどうかを確認しておきましょう。